保険の勉強23_保険料で老後資金が減っては意味がない

営業の女性が優しくしてくれたから…
知人に頼まれて付き合いで…
という理由で、深く考えずに保険加入する人もいるようです。


保険は高額商品であるということを自覚しましょう。
知人に頼まれて付き合いで…と車を買う人はほとんどいません。
何度もショールームに足を運んだり、実際に試乗したりして、購入しませんか。


払込保険料の総額が、車よりも高額となる保険商品もあります。
本当によい商品もありますし、貯蓄代わりになる商品もあるので、一概に保険加入することがマイナスになるとはいえません。
しかし生命保険で万が一の場合に備えたとしても、保険料によって毎月の家計が圧迫されれば、老後に必要な資金が貯められなくなってしまいます。
保険料のために家計を切り詰めていたら、家庭はすさんでしまいます。
それならば、死亡保障を必要最低限に抑えて、来るべき老後に向けて貯蓄するほうが賢明といえるのではないでしょうか。


特に子どもがいる世帯では、保険の見直しを図ったほうがいいでしょう。
子どもが独立するまでには養育費や教育費がかかり、その分、死亡保障として必要な額を保険に上乗せしていたことでしょう。
もし子どもがすでに独立したなら、必要保障額が減っていると考えられます。
必要保障額の変化に合わせて保険料の減額を検討しましょう。


“年に一度はお金の整理”

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